多くの写真でイメージが沸き立ちます
地中海という切り口ではブローデルが有名ですが、そこまでの大作はなかなか読む時間を裂けないものです。それでも地中海という切り口で文化を俯瞰したい場合には、本書はうってつけでしょう。対談集ですので、綺麗に纏まっているとはいえないかもしれませんが、幾つかの都市を実際に歩いたときの感想がポイント良く押さえられていると思います。また、カラー写真が幾つも挿入されており、イメージが沸き立つようになっています。 これから地中海に行ってみたいという方に、お勧めです。
中央公論新社
ヴェネツィア―水上の迷宮都市 (講談社現代新書) 地中海世界の都市と住居 (世界史リブレット 73) 迷宮都市ヴェネツィアを歩く―カラー版 (角川oneテーマ21) イタリア 小さなまちの底力 (講談社プラスアルファ文庫) 南イタリアへ!―地中海都市と文化の旅 (講談社現代新書 (1446))
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