新潮クレスト・ブックス ペット・サウンズ (Shinchosha CREST BOOKS)



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素直に楽しみたい

「ペット・サウンズ」と村上春樹の邂逅に、素直に感動できるか、うがった見方をするか、それは人それぞれだ。おそらく、その人が「ペット・サウンズ」から本書を見出すか、村上氏の側から見出すか、あるいはそもそも、この2者の組み合わせに打算や話題つくりといった胡散臭さを感じるか、で評価が変わってくるのだろう。

まず私のスタンスを明確にしておくと、ブライアン・ウィルソンの大ファンで、村上氏の作品はほとんど未読。

そのスタンスで本書を評価すると、内容自体、特に「ペット・サウンズ」に対する音楽的考察は新しくもない。読みどころは、それが筆者の多感な半生とともにビビッドに記されている点につきる。なぜなら「ペット・サウンズ」が多感で無垢な精神性に呼応する作品であり、多感で無垢な精神性とは、誰にでも内在しているからだ。それが表出するか否か、自覚できるか否かの違いだけだ。

さらに言うと、最も嬉しかったは村上氏の訳者あとがきだ。村上氏は「ペット・サウンズ」が心底好きであり、一人でも多くの人にこのアルバムを聴いて欲しくて本書の翻訳を引き受けたのだそうだ。これを「無垢」とは言うまい。それほど私もお子様ではない。しかし、その村上氏の思いがあるからこそ、の分かりやすく言葉選びのセンス抜群(と感じられる)訳文の魅力が十分感じられた。
「ペット・サウンズ」はなぜ、“リスナーの心に深くしみ込むアルバム”となったのか

  ビーチ・ボーイズおよび「ペット・サウンズ」に対する批評は、本文以上に村上春樹の「訳者あとがき」に巧く、簡潔にまとめられている(ジム・フジーリさん、ごめんなさい)。相変わらず村上春樹は言葉の選び方がいちいち適切だ。さらには本書に対する分析も鋭く、適切である。いわく、「追求はロジカルであると同時に、エモーショナルでもある。本書の面白さとユニークさはそのあたりの「立体性」にあるのではないだろうか」。そして、この訳書の選び方自体が渋く、外さず、ベタじゃなく、“いかにも村上春樹”であって、適切だ。
 村上春樹は「サージェント・ペパーズ」と「ペット・サウンズ」の存在意義の、当時から現在にかけての推移について論じている。確かにビートルズ抜きでビーチ・ボーイズを語ることは難しいし、ビートルズがいなかったら「ペット・サウンズ」は生まれなかっただろう。ビートルズがミュージシャンズ・ミュージシャンであることは間違いないけど、「ペット・サウンズ」の奇跡によって、ブライアン・ウィルソンもミュージシャンズ・ミュージシャンたり得ているのだ。じゃあ「ペット・サウンズ」はなぜ、“シンプルでありながら同時に、驚くばかりに複雑”で、“リスナーの心に深くしみ込むアルバム”となったのか。そこら辺の謎を解いていくのが本書の肝だ。もちろんブライアンの才能が前提としてある訳だけど、「ペット・サウンズ」当時のブライアンの境遇のジレンマってのが作品に深みを与えている。つまり「ビーチや海や自動車や若い娘たちについてのヒット・ソングの品質を保たなくてはならなかった。しかしそれと同時に、彼は自らの心情を吐露してもいた」。そして、「ビジネスやら、ドラッグやら、彼の危うい精神状態やら、年若い結婚やら、悩みの種をもたらす厄介な父親やら、そんなあれこれが生み出す問題」ってのが、作品に多くの人が共鳴できる文脈をもたらしたんじゃないかな、きっと。
勉強にはなります

「ペット・サウンズ」よりヴァン・ダイク・パークスを先に聞いてしまった世代(55年生まれ)としては、「ペット・サウンズ」のすごさは気になりつつも、いまひとつピンときていませんでした。今回あらためてこの本を読んで、ぴんと来なかったゆえに真面目に読まないでいた歌詞カードを読み返したりして、ポップソングに秘められた青春の苦悩、ブライアンの内面のようなものが見えてきた気がします。
文章についてはコード進行やアレンジについての記述も多く、分からない部分も多いです。村上春樹さんの訳でなかったら通り過ぎてしまったかもしれません。そういう意味も含めて、この本が出てよかった、読めてよかったと思います。
ビールでも飲みながらビーチ・ボーイズを聴いてみようか

 ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンの事も、アルバム『ペット・サウンズ』の事も、ましてや著者ジム・フジーリのことも全く知らない私がこの本を手にしたのは、もっぱら訳者村上春樹氏の優れた音楽観、また作品鑑賞眼を信頼しての事だ。確かにブライアン・ウィルソンや『ペット・サウンズ』に興味のある人には、大変面白い本なのであろうし、事実私もその音楽を聴いてみようという気にはなったが、それは必ずしもこの著者の語るところに共鳴したからではなく、飽くまでも訳者村上春樹氏の優れたあとがきを読んで興味を惹かれたからである。著者の本アルバムに対するやや過剰な思い入れと、楽曲に対するコード分析を使った解説など少々鼻につきはするものの、語られる事実は大変興味深いし、語り口もきちんとしていて悪くは無いのだが(特に前半は)、ブライアン・ウィルソンの苦悩の切実さがもう一つ伝わってこないのだ。欲を言えば、各章ごとに訳者の解説を入れるなどして原著にもう少しテコ入れして、「村上春樹監訳」とでもすれば、本としてさらに完成されたものになったのではないかと思う。逆に言えば、訳者が村上氏で無ければ、ビーチ・ボーイズ・ファンか音楽関係者でもなければ、この本を手に取る人はまずいなかったのではないかと思う。
 従って、身もふたも無い言い方だが、ブライアン・ウィルソンか村上春樹かどちらかに思い入れの有る方以外には、あまりお薦めしかねる本だ。
 所で、この本を読み始める前に、CDを借りて「ロック史上屈指の名盤」と言われる件のアルバムを一通り聞いてみたのだが、正直いまの私の耳には何か古ぼけて、くすんだ感じのやわな音楽にしか聞こえず、フジーリさんや村上氏の本アルバムに対する思い入れの理由が今ひとつ見えてこなかった。実際、村上氏も初めてこのアルバムを聞いた当時、ある種の戸惑いを感じたと告白している。しかし、年々聞けば聞くほど、その素晴らしさが判ってくる作品だとも言っており、ここは一つ村上氏を信じてじっくり腰をすえてこのアルバムを味わってみたいと思う(H20.4.6)。

わざわざ村上春樹が訳すほどの本ではない

『ペット・サウンズ』は文句の付けようのない名盤ですが、この本はその名盤についてこれまでにいろいろと言われてきたことをまとめたもの、という感じで、特に目新しい内容ではありません。なぜ、わざわざ村上春樹が訳したのか理解に苦しむところです。もちろん訳文はこなれていて読みやすく、その点は助かりますが・・・ 何年も前に『ペットサウンズ』について山下達郎が書いた小論のほうが、よほどこのアルバムの魅力を的確についていました。まあ、ビーチ・ボーイズを聞いたことのない人が、この本がきっかけで興味をもってくれるなら、村上春樹が訳したかいがあるというものです。でも、ビーチ・ボーイズの本当のすごさを知るには、『ペットサウンズ』ではなく、まず初期のものを聞いてください。



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