本書32ページに、4歳の女の子が「おかあさん、ミルクがほしいの」と言ったので、”please! と言う言葉を言わせようとして、母親が”What’s the magic word?・”「魔法の言葉は何なの?」とたずねる場面があります。
私は44歳でアメリカの大学一年生に入学し、ある教授から夕食に招かれ際、塩を取って回してもらおうと、”Pass me the salt.”「塩を取って」 と言ったら、早速教授の奥様から”Say please!”「pleaseを言いなさい」といわれてしまいました。当時私はこのmagic word を使えなかったのでした。上記の4歳の女の子と同じで、恥ずかしい限りでした。
著者は、「はじめに」の所で、「美しい言葉遣いには人の心をとらえる力があります。逆に、どれほど容姿が美しくおしゃれな人でも、口を開いたら話し方に知性が感じられず、株が急落する事もあります。」と述べられています。同感です。
本書を読みながら、今までの英語の使い方を反省しております。